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美味い山菜、今年も少なからず楽しめました。

美味い山菜、今年も少なからず楽しめました。

まず初めに、ごめんなさいm(_ _)m。きのこ野ホームページには山菜のオンライン販売コーナーも作ったのですが、今年はまだ着手できませんでしたm(_ _)m。原木きのこ園を事業継承したてで、弊社の主たる事業は”除雪”ということもあり、まだまだ春はバタバタでして。来年からは販売できるよう頑張りたいと思います。何故ならば、きのこ野、無茶苦茶、山菜沢山取れるんですよ!

とはいえ、誠にこころ苦しいのですが、私自身は今年の山菜しかと楽しませていただきまして(自分だけごめんなさい)m(_ _)m。その一部を私の好きな調理方法とともに少しだけご紹介しておきます。

先ずはこちら、”山菜の女王”ともSNS等でもよく称されている”こしあぶら”ですね。私自身も山菜の中では一番好きかもしれません。山菜の美味さの秘密は”えぐみ”なのです。山菜をより美味しく料理するための基本のルールは『えぐみをどうやって旨味に変換するか』なのです。この点を抑えて山菜は調理するとより美味しいレシピに辿り着けますよ。

こしあぶらの状態も重要で、この出始め、葉が開く前の通称”筆”という状態のものが一番重宝されます(実は私、昔はこしあぶらを収穫し市場や料亭に卸していたもので)。筆は柔らかくて、お王道の天ぷら以外の様々な料理にも使いやすいですね。

SNSなど見てても近年”こしあぶらご飯”はとても人気ですね。こしあぶらはそこまでえぐみが強くない山菜ですし、何よりご飯と混ざることによってこしあぶらの香りがご飯に回って存分に楽しめる料理方法ですよね。

私の今年のベストオブこしあぶらディッシュはこちら”アミガサタケとこしあぶらのクリームスパゲティ”でしたね。アミガサタケは春に採れる牛肉の肉汁のような旨味が強いきのこなんです。そこにこしあぶらの旨味と香りをマリアージュさせる”春の旨味凝縮スパゲティ”なのです。これは是非みなさまにも試していただきたい一品、すすった途端にやばいくらいこしあぶらの香りが鼻を突き抜け、その後にアミガサタケの旨味が押し寄せます。本当はここに花山椒も採ってきてアクセントにふりかけたかったのですが流石に今年は花山椒詰んでる時間はありませんでした。

こちらは”タラの芽の肉巻き”。タラの芽をさっと湯がいて豚バラで巻いて塩胡椒して焼くだけの簡単メニューです。タラの芽はこのあたりでは最もポピュラーで一番手に入りやすい、何処にでもあって採りやすい山菜、なのですがいざ手に入ると天ぷら以外の調理法が中々思いつかないんですよね。そんな時はこの肉巻きはとてもおすすめです。塩胡椒ではなく、焼き肉のタレなんかで焼いても美味しいですね。

そしてこれ、今年は少しだけ採ることができた、行者にんにく!!日本の山のニンニク、美味いんですよね。。

本当は”行者にんにくの胡麻油しゃぶしゃぶ”なんかでビール片手に”春の旨辛しゃぶしゃぶ”を楽しみたかったのですが今年は余裕がなく、、ざっくり切って放置プレーの無難な醤油漬けで食べましたね。

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最後はこちら、”もらったこごみのおひたしONもらった山椒掛け”ですね。これは本当に美味かったです。白だしで仕上げた先輩にもらったトロットロの青こごみに、山菜おじいちゃんにもらった若芽の葉山椒と花山椒をぶっかけました。サクとろで爽やかなこごみの青々しい旨味に更に花山椒の痛快で刺激的な爽やかさをONした春の爽快山菜おつまみでした。

こんな感じでバタバタと仕事をする中でも何気に今年も山菜をしかと楽しめた春でした。

こんな感じで、きのこ野としては、一般的な山菜の楽しみ方以上に、山奥山育ちのきのこ野だからこそご提案できる、ちょっと変わった山菜の楽しみ方なんかも、キャンプ場と原木きのこ園というフィールドを活用して、より多くの皆さまに楽しんでいただけるよう活動、イベントのご提案などして行きたいですね。

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