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菌類ロマンス2025”夏”

菌類ロマンス2025”夏”

こんにちは、きのこ野です。

我々きのこ界隈にとってはがーっくりな2025年夏、非常に静かな夏のはじまりでしたね。。

XやInstagramでは毎年の通り、出が早い地域の方々のポルポルポコり投稿がちらほら上がっていたので今年も夏が来たぜ!と、心躍らせていたのもつかのま、、新潟県の初夏は森が静かすぎました。。

夏の訪れとともに姿を見せるヤマドリタケモドキやアカヤマドリ、今年もあの独特の香りと可愛さ満点で、美味しいきのこ達に出会えると思って何度か森に足を運んでいたのですが、、わかりますよ、、わかっています。。まぁとにかく今年はからっ梅雨ですから、、発生に必要な「湿度」と「地温」の条件が全く揃っていないのも、、わかってはいるのですが、、どうしても会いたくて、会いたくて、もしかしたら!一本くらいラッキーポコりしているのではー!?と。。淡い期待を寄せながら、、

皆無(笑)

農業も勿論ですが、きのこの世界も“豊凶差”は自然の妙味でありますからね。

一度7月はじめに県外に用事があったので、ついでの下見で辛うじてアカヤマドリとムラサキヤマドリタケを採ることはできましたが、流石に毎週のように遠方に趣味きのこのためだけに足を運ぶ事もできず。。本業きのこがありますし。自然薯の作業もありましたからね。

「それでも山は変わらない」ってところが特に辞められない菌類のロマンスなんですよね。

例え今年が不発でも、それでも森の生命の循環はこの地面の下で続き、菌糸達は動き生きている。

そしてそれがきのこ採りの最大の魅力の一つで山菜と違って毎年”全く同じところに出ない”ていうところなんですよね。

まさに菌類ロマンス。

むしろ「空振り年」が翌年の大発生につながるケースもありますしね。あとはまだまだ今年もノーチャンスではない、もちろん秋口もポルポルもポコりますからね。頼むから9月は採りたい。食べたい。

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